クリスマスはルサンチマンMAXデー

クリスマス過ぎたらblog名変えようかな。あまり考えないで付けた名前ですが、さすがにクリスマス過ぎてこの名称だと一寸恥ずかしい(苦笑)

今年のクリスマスイブ−クリスマスは土日なんだね。私は25日にライブ(コンサート)に行きます。渋谷まで行くんだけどカップル多そう……あー、イヤだなー orz もうチケット取っちゃった私が言うのもナンですが、クリスマスの繁華街なんて行くもんじゃないですよ。まったく。

今現在は「つきあう」事をしていて、モテ非モテの重責からは若干楽になった私ですが、かつては「クリスマスにイチャイチャしてるカップル達に銃を乱射してやりたいぜ!」などとよく思ったものです。(注意※暴力および犯罪行為はイケマセン)昔、「とあるオタク趣味」つながりでネットで知り合った男性(彼も非モテだった)にこの話をしたら(直接話したのではなく、掲示板でやりとりしてた)「銃なんてヌルいですよ!銃を乱射した後で手榴弾を投げつけなきゃ!(笑)」とレスを付けられたことがありました(苦笑)男性の方がカップルに対するルサンチマンが大きいのかな……
(「とあるオタク趣味」は今は下火になってしまい、場に居た人々も千々になり、彼がどうしているかは知りません。風の噂ではその後彼は結婚されたとか。ネットでちょっとだけ交流があった方ですが、幸せになっていることをお祈りします。知ってる人はみな幸せになってほしいものよ)

話は戻って、「彼氏がいる今、そうは思わなくなった?」と訊かれると……昔ほどではないにせよ……相変わらず「カップルうぜー」と思ってますが何か(苦笑)2X年の人生で培われたルサンチマン、彼氏ができたくらいではそう簡単に解消などされないものよ。フフフ。
もちろん、人前ではイチャイチャなんてしません*1。昔の私に怒られる。それに、恥ずかしいじゃん。

まあ、もう大人なので「普通のカップル」は何とかスルーできるんですよ。でも、イチャイチャくっついてるカップルは大嫌いDEATH!地下鉄の人気少ない構内でハグ*2してるカップルとかさ……ウヘア。「人気が少ないからいいでしょ」と思ってるかもしれんが、少ないだけで誰も通らないわけじゃないんだからさー。そういうのはせめてふたりっきりの部屋でやってくださいね。マジでマジでお願いします(血涙)さもないと、昔の私が銃を持ってやってくるぜ!


※27日以降まで更新できません

*1:人前じゃなくても殆どイチャイチャしないけど。そういうの苦手

*2:遠回しな言い方

非モテ女の『電波男』感想

電波男

電波男

喪闘気」という単語を出したついでに非モテ女の自分が『電波男』についてどう思っているのか書いておくと、けっこう評価してます。面白いです。80%くらいは評価します。特に「恋愛資本主義ってどうなんだyo!」という発言はとても重要な指摘だと思った。
今年読んだ本の中でいちばん面白かったかもしれません。最近歳のせいか、読書に対する集中力が昔に比べてとぎれがちなのですが、『電波男』は分厚い割りにスイスイ読めちゃったよ。

ただ、「腐女子は絶対ダメ」っていうのはどうなんだろう……腐女子にもいろんなタイプ(パンピーに近い人から、男オタとほぼ同じメンタリティを持つ人まで)がいて、本田さんはその中でもタチの悪いタイプに引っかかっちゃったのでは?という疑念が拭いきれません。(その証拠に「腐女子のどこがダメなのか」について具体的な言及が見られない)

あと、女を侮蔑しすぎな所が性別:女である自分にはチョットね。それが残り20%の「許せーん!」点ですよ。ラブ・アンド・ヘイト。

電波男』は真面目な書籍で、良い意味で痛い部分もあるけど、ユーモアがあって面白い読み物としてもいいんだよね。(オタク以外に通じるか謎な部分もあるけど;私はオタクなのでOK)『萌える男』は一般人向きに洗練されていたけど、その分ユーモアは減っていた気がします。

モテなくて苦しい2つの理由

しばらくblogを書くことから離れていたら他blogにて非モテ論議がますます盛んになっているようで。プチ浦島太郎気分です。……余談はさておき。

「私はモテない!」って悩んでる人は多いと思うけど、その悩みの原因が
「他人から『○○がなくてモテないと思われる』ことがイヤ」なのか
(○の中には能力とか魅力とかお金とかが入ります)
「誰も自分を愛してくれないことがイヤ」なのか
どれか分かんなくなってきた今日この頃。ぐるんぐるんしてます。

「他人から『○○がなくてモテないと思われる』ことがイヤ」なら、他人からの評価を気にしないようにすれば(完全に気にしないのは無理だが、極力気にしない方向にはもっていけるだろう)苦しまずにすむんじゃないのか。他人からの評価を過剰に意識しすぎると果たせなくなった時にドツボにハマリますよ。

「誰も自分を愛してくれないことがイヤ」なら、うーん……他人とたくさん交流するようにしてみればどうかなぁ。あなたの周りの人間が10人程度ならその中で気が合うタイプ(同性異性限らず)と逢うのは難しいかもしれんが、100人と逢えば一人くらい相性のいいタイプがいるはず。倍にふやして200人、300人と増やしていけば少しずつ確率は上がるはずだっ。たぶん。
今はインターネットという武器もあるしね。中学生の頃、クラスのほぼ全員から仲間外れ体験をしたことのある私*1もインターネットで友達増やし(増やせ)ましたよ。

いつも拝見させてもらってるいくつかの非モテ系のblogで「(携帯で)定額(通話)しようぜ!」と言ってらっしゃる方々がいるけど、これって要は「気が合う人と喋ることで自分の喪闘気*2を減らす」ってことでしょうな(推測ですが)

「それでも、世間の目がどうしても気になる!」という人は……自分の価値観を変えたり視点を変えるしかないよ。<同じか。世間を変える(変革する)ことは困難だが、自分の価値観を変える(もしくはずらす)ことはそれに比べれば簡単だと思われます。
「価値観を変える!?バカ言うな!」って言われちゃうかも……それでも必要以上に喪闘気を溜めて悪い方向に爆発*3させちゃうよりはマシかと。


うーん、やっぱりムズかしい問題だなあ。

*1:原因:クラスの女ボスにケンカ売っちゃった……あーあ

*2:ごく簡単に言うと、非モテルサンチマンを溜めすぎて心に沸く悪意。詳しくは本田透電波男』参照

*3:極端な例で言うと人殺し等

NHK「真剣10代しゃべり場」で1月にモテ問題を扱うらしい

http://www.nhk.or.jp/shaberiba/

「モテる」ってどういうこと? (2006年01月27日放送)
渡辺 奈津子(神奈川・19歳)
人生にはモテ期が二、三回くらいあるとか聞きますが、私は今の今まで全く男性にモテてません。この世に生まれたからには一度くらいチヤホヤされたいです。高校までホントモテなくて大学入ったらモテたい!!と思ってイメチェンもした。でもそうじゃなから化粧して服装工夫して明るくふるまって、でもモテない。。結局どうすればモテるの?モテる要素ってなんなのか?そもそもモテるってどうゆうことなの?

http://www.nhk.or.jp/shaberiba/list/list.html

放送はまだ先ということで、メモ。
19歳で非モテを悲しむなんて「まだまだだね(フッ)」と思うけど、本人が悩んでいるならそれは悩みなのでしょう。今は恋愛の低年齢化が進んでいるからその分若いうちからプレッシャーに襲われるのかな。

私が19歳の頃は、大学が女子大だったのでモテ非モテ問題についてはあまり自覚してなかった気がします。女子ばかりの場は「コンパやアルバイトで男子ゲットに走る」派と「何もしない」派の二つに分かれていて、私は勿論後者だったけど。

非モテ女性がテーマの小説

そう、女性非モテblogは少ないかもしれないけど、非モテ女性の心境を書いた小説では「姫野カオルコ」の作品があります。興味ある方は是非。でも姫野先生、最近は非モテ話書かなくなっちゃったので寂しい限り。


姫野カオルコの書籍(おすすめ):

  • 小説『受難』(<喪女が主人公。必読!)『ドールハウス』(これも喪女の話)『整形美女』『ひと呼んでミツコ』など。
  • エッセイ・『ガラスの仮面の告白』『みんなどうして結婚してゆくのだろう』『禁欲のススメ』など。

近作小説『ツ、イ、ラ、ク』は逆に濃ゆーい恋愛話なので、このblogを読んでるような人にとっては多分地雷*1。注意!


『受難』の素晴らしさについてはそのうち書きたいです。丁度今読み返してるんだけど、頷ける所ばかりじゃよ……

*1:私も読みながら辛かった。orz 面白かったけど

女性の非モテblogが少ない理由

とある、男性の非モテ系blog*1で、「男性非モテがこれだけ名乗りをあげているのに、なぜ女性非モテサイトがないのか(これだから女性はダメなんだ)」と言われているのを読みました。

ダメかどうかはさておき*2、確かに男性と比べて女性の非モテblogはめったに見かけないかも……いつも読んでいる非モテ系blogも男性のものが殆どだし。その理由をいくつか考えてみました。


1.女性は同性を糾弾すると仲間外れにされるから(女子は仲間外れが最も苦手)
2.女性は論争するのが好きじゃない(良くも悪くもナァナァである)
3.「女性という性別を持つからにはモテて当然。」という価値観が存在するため、マイノリティの非モテ女性は自らの非モテ度をカミングアウトすることが難しい(モテて当然な人間がモテない→ということは「コイツは最悪だ」と思われるので)
4.誰もが達者な文章を書けるワケではない(ある種のブラックフェミニズム(※注1)というべきか)
5.自分は非モテ女性だが、非モテ問題なんてどーでもいいor諦めている


うーん、私の頭で思いつくのはこれくらいかな。他にありましたらご指摘お願いします。(あと、オススメの女性非モテblogもありましたら教えていただけると幸いです……自薦他薦問わず)


追記:
上記文章は前に私的な場所に載せたのですがその時 3. についてご指摘が。以下引用。

女性というのは特に才色兼備でなくても、「モテたいと思えば愛想を良くしていればなんとかなっちゃう」というところもあると思いました。

確かにそうですね。でも、その「【モテるための愛想】(=媚び)を使うことは嫌らしい事だ」と思っていて使わない/使えない人もいるからなあ。(ここで「これって媚びかしら……?」と考えてしまうような女性は多分モテない。本物の女子(モテ女子)はごく自然に、無意識に媚びを使うのでアルよ)


注1※ブラックフェミニズムとは……(ぐぐった)

すべて女性が女性として同じ抑圧構造のなかにいるのではなく、人種によっても抑圧の程度がそれぞれ異なるという認識にたって、人種差別と性差別の二重の抑圧構造にいる黒人女性が、人種差別を無視するフェミニズムに異議申立てを行うなかで唱えたもの。

http://learning.xrea.jp/%A5%D6%A5%E9%A5%C3%A5%AF%A1%A6%A5%D5%A5%A7%A5%DF%A5%CB%A5%BA%A5%E0.html

ここでは、「非モテ女子であるが、それを口に出せない(文章を書くのが苦手)な人もいて、そういう人たち(サイレント・マイノリティ)の意見は自然と採り上げられる事が少ない」みたいな意味で使いました。

*1:転じて女性嫌悪サイトになっている。複雑

*2:女性だからこうだ、と性別が同じだけで盲目的に十把ひとからげにされるのは苦手

「女子向きQuestion」における恋愛至上主義

私も他聞に漏れずメガネの男性が好みなので『メガネ男子』(アスペクト刊)買いましたよ。知らない方のために書いておくと、『メガネ男子』とは、メガネをかけた男性が好きな女性をターゲットにしたフェチシズムの書籍です。

この本の巻頭に「メガネ男子愛好度診断チェック・シート」という記事があります。ま、よくある類の「○×で答えて、○が多ければ多いほどあなたは○○のことが好きです!(この場合、メガネ男子好き。だ)」というたわいない記事ですが。


全20問の中で、私がひっかかった質問をいくつか抜き出してみます。

  • そう言えば、今まで付き合った男性の半分以上がメガネだった

  半分に割り切れるほど男性と付き合ったことないよ!

  • 今の彼(旦那)はメガネだ

  彼氏や旦那がいない人はどう答えればいいのか。

  • キスするとき、顔にメガネが当たるひんやり感が好き

  メガネ男子と付き合った事無いから知らんよ。

  • 友達の中にメガネ男子が5人以上いる

  私、男友達っつー以前に女友達すら少ないんですが。友達少ない人へのイヤミですか?(この質問考えた人はさぞかし友達が多いんでしょうね)


えーと、これがいわゆる「ラブハラスメント」ってヤツなんだろうか……。

この本に限らず、この手の「女子向きQuestion」における恋愛至上主義はどうなのか。*1二十代後半まで彼氏居ない歴=年齢 だった(心は今でも非モテ野郎)私はいたたまれない。逃げ出したい。

しかし、この世の中の「レンアイしなきゃ女じゃない」(男じゃない、でもいいけど)っていう強制力はどうなのか。もう新しい恋愛はしなくてもいい筈の既婚者向けの雑誌で不倫を「セカンド・ラブ」と称しているものもあると聞きます*2セカンドラブって……「売春」を「援助交際」と言い換えるコソクさと同じニオイがするよ!

恋愛に限らず、他にも楽しいことはいっぱいあるんじゃないかねぇ。たくさんある中で「恋愛が好き」って人には文句言わないが、恋愛しか選択肢を持ってない、恋愛しか見えてないような連中が多すぎる。

*1:余談だが、「ねえさんたちに100の質問http://www5d.biglobe.ne.jp/~kakigai/neisan/ における女性性の押しつけも苦手です

*2:うろ覚え&ソースがちょっと見つからない、見つかり次第追記したいです