女性の非モテblogが少ない理由

とある、男性の非モテ系blog*1で、「男性非モテがこれだけ名乗りをあげているのに、なぜ女性非モテサイトがないのか(これだから女性はダメなんだ)」と言われているのを読みました。

ダメかどうかはさておき*2、確かに男性と比べて女性の非モテblogはめったに見かけないかも……いつも読んでいる非モテ系blogも男性のものが殆どだし。その理由をいくつか考えてみました。


1.女性は同性を糾弾すると仲間外れにされるから(女子は仲間外れが最も苦手)
2.女性は論争するのが好きじゃない(良くも悪くもナァナァである)
3.「女性という性別を持つからにはモテて当然。」という価値観が存在するため、マイノリティの非モテ女性は自らの非モテ度をカミングアウトすることが難しい(モテて当然な人間がモテない→ということは「コイツは最悪だ」と思われるので)
4.誰もが達者な文章を書けるワケではない(ある種のブラックフェミニズム(※注1)というべきか)
5.自分は非モテ女性だが、非モテ問題なんてどーでもいいor諦めている


うーん、私の頭で思いつくのはこれくらいかな。他にありましたらご指摘お願いします。(あと、オススメの女性非モテblogもありましたら教えていただけると幸いです……自薦他薦問わず)


追記:
上記文章は前に私的な場所に載せたのですがその時 3. についてご指摘が。以下引用。

女性というのは特に才色兼備でなくても、「モテたいと思えば愛想を良くしていればなんとかなっちゃう」というところもあると思いました。

確かにそうですね。でも、その「【モテるための愛想】(=媚び)を使うことは嫌らしい事だ」と思っていて使わない/使えない人もいるからなあ。(ここで「これって媚びかしら……?」と考えてしまうような女性は多分モテない。本物の女子(モテ女子)はごく自然に、無意識に媚びを使うのでアルよ)


注1※ブラックフェミニズムとは……(ぐぐった)

すべて女性が女性として同じ抑圧構造のなかにいるのではなく、人種によっても抑圧の程度がそれぞれ異なるという認識にたって、人種差別と性差別の二重の抑圧構造にいる黒人女性が、人種差別を無視するフェミニズムに異議申立てを行うなかで唱えたもの。

http://learning.xrea.jp/%A5%D6%A5%E9%A5%C3%A5%AF%A1%A6%A5%D5%A5%A7%A5%DF%A5%CB%A5%BA%A5%E0.html

ここでは、「非モテ女子であるが、それを口に出せない(文章を書くのが苦手)な人もいて、そういう人たち(サイレント・マイノリティ)の意見は自然と採り上げられる事が少ない」みたいな意味で使いました。

*1:転じて女性嫌悪サイトになっている。複雑

*2:女性だからこうだ、と性別が同じだけで盲目的に十把ひとからげにされるのは苦手