こだわり
「恋愛にはこだわらない方がいいのでは……」などと言ってますが、「それでもオマエ(恋)愛についてグダグダ書いてるじゃん?本当は諦められないんじゃないの?」……などと、肩に止まった脳内の黒い鳥*1が突っ込んでくるのでこのエントリを夜中にちくちく書いています(苦笑)
諦めないというか……恋愛資本主義や恋愛至上主義に犯された人(自分含めて)を少しでも解毒したくてこのblogを書いているんだと思います。解毒っても限界があるし、ちっぽけな場所ですけどね。
「恋愛できない自分はダメ人間なんだろうか……」と苦しんでいる人に対して「そんなことないよー」って言ってあげたいのかな。過去の自分が正にそうだったんで。
*1:あくまでも比喩ですよ。本物はいない、多分。(笑)
「女子向きQuestion」における恋愛至上主義
私も他聞に漏れずメガネの男性が好みなので『メガネ男子』(アスペクト刊)買いましたよ。知らない方のために書いておくと、『メガネ男子』とは、メガネをかけた男性が好きな女性をターゲットにしたフェチシズムの書籍です。
この本の巻頭に「メガネ男子愛好度診断チェック・シート」という記事があります。ま、よくある類の「○×で答えて、○が多ければ多いほどあなたは○○のことが好きです!(この場合、メガネ男子好き。だ)」というたわいない記事ですが。
全20問の中で、私がひっかかった質問をいくつか抜き出してみます。
- そう言えば、今まで付き合った男性の半分以上がメガネだった
半分に割り切れるほど男性と付き合ったことないよ!
- 今の彼(旦那)はメガネだ
彼氏や旦那がいない人はどう答えればいいのか。
- キスするとき、顔にメガネが当たるひんやり感が好き
メガネ男子と付き合った事無いから知らんよ。
- 友達の中にメガネ男子が5人以上いる
私、男友達っつー以前に女友達すら少ないんですが。友達少ない人へのイヤミですか?(この質問考えた人はさぞかし友達が多いんでしょうね)
えーと、これがいわゆる「ラブハラスメント」ってヤツなんだろうか……。
この本に限らず、この手の「女子向きQuestion」における恋愛至上主義はどうなのか。*1二十代後半まで彼氏居ない歴=年齢 だった(心は今でも非モテ野郎)私はいたたまれない。逃げ出したい。
しかし、この世の中の「レンアイしなきゃ女じゃない」(男じゃない、でもいいけど)っていう強制力はどうなのか。もう新しい恋愛はしなくてもいい筈の既婚者向けの雑誌で不倫を「セカンド・ラブ」と称しているものもあると聞きます*2セカンドラブって……「売春」を「援助交際」と言い換えるコソクさと同じニオイがするよ!
恋愛に限らず、他にも楽しいことはいっぱいあるんじゃないかねぇ。たくさんある中で「恋愛が好き」って人には文句言わないが、恋愛しか選択肢を持ってない、恋愛しか見えてないような連中が多すぎる。
*1:余談だが、「ねえさんたちに100の質問」 http://www5d.biglobe.ne.jp/~kakigai/neisan/ における女性性の押しつけも苦手です
*2:うろ覚え&ソースがちょっと見つからない、見つかり次第追記したいです
濃い関係
誰かに自分を分かってほしい!誰かとナニかを分かち合いたい!……などと「他人と濃い関係」になりたがってる人は一杯、それこそ掃いて捨てるほどいると思うんだけど、その「濃い関係」を『恋愛』だけに求めちゃうのはどーなんだろーか。
まあ、恋愛するのが好きでソレにずぶずぶハマる人もいれば*1オレには恋愛など関係ないぜ!とそっぽを向く人もいますし、どうしようとソレは自由ですけども、世間は【濃い関係 = 恋愛】ってのにコダワリすぎなのではないか?
そして、私たちはソレに洗脳されすぎてないか?
恋愛をしない(又は、できない)なら、代わりに友情や家族に『濃い関係』を求めちゃダメなのか?
言ってることがヘンかなぁ?いえ、ここは「愛」について考えるblogですから(微笑)レンアイだけが愛じゃあなかろうよ。